人型ロボット「ムサシ」、車も運転できるよ 東大が披露

 愛知県豊田市で16日、等身大の人型ロボットが車の運転を披露した。東京大大学院情報システム工学研究室が開発中の「ムサシ」で、近くの小学生らが見守る中、20メートルほどの道を「一人」で走った。 ムサシは高さ160センチ、重さ50キロで、74個のモーターで手足を動かす。人工知能(AI)で運転技術を学習しており、カメラとセンサーで周囲を認識してハンドルやペダルを操作する。 電気自動車に乗ったムサシは時速数キロで進み、スタッフが前を横切るとブレーキを踏んで停止。スタッフが立ち去ると再びアクセルを踏んで発車した。 同研究室は約20年前から人型ロボットの開発に取り組んでおり、豊田市は昨年から3年間の予定で市内の施設を提供している。ムサシは、昨年披露した旧ロボット「腱悟郎(けんごろう)」より人間に近い柔軟な操作をするのが特徴。担当の浅野悠紀助教は「いずれ人間のようにスムーズに運転ができるようにしたい」と話す。将来は高齢者などの介助や支援ができるロボットの開発を目指している。(臼井昭仁)