インテル日本法人社長に元ソニー執行役 AI向け強化へ

 米半導体大手インテルの日本法人は24日、元ソニー執行役の鈴木国正氏(58)が11月1日付で社長に就任すると発表した。インテルは主力事業を従来のパソコン向けから、人工知能(AI)ブームで需要の高まるデータセンター向けへと転換しつつある。ソニーで携帯電話事業を率いた鈴木氏が持つ知識や人脈を生かす狙いとみられる。 鈴木氏は会見で「ソニーでは変化の中で企業がどのように動くべきか、過去を守るカルチャーをどう進化させるのかを経験した。世界的な変革期において、インテルでも貢献ができる」と述べた。米インテルのシャノン・ポーリン副社長は「日本はインテルにとって大きな市場だ。日本法人の社長は、消費者向けに事業を展開している企業と関係をつくらなければならず、多様な経歴が必要だ」と語った。 鈴木氏は2012年にソニーの執行役に就き、当時の平井一夫社長(現会長)からスマートフォン「エクスペリア」の成長を託された。だが米アップルや韓国サムスン電子に迫ることはできず、低価格が売りの中国勢にも押され、シェア拡大は果たせなかった。その後、ゲーム機のプレイステーションなどを担当した。(北川慧一)