心通う友、ネットでできた 会えずとも「独りじゃない」

 何でも打ち明けられる友だちが2人いる。リストカットしたことも告げた。でも、一度も会ったことはない。 鹿児島県に住む高校1年の女子生徒(15)が友だちと面と向かってつきあっていたのは、小学高学年までだった。数人の女子で一緒に行動し、話を合わせるのがつらかった。自分の思ったことを口にすると、「人をむかつかせるのが得意なんだね」と言われた。 中学校にはほとんど行かなかった。体調を崩して朝起きられなくなり、起きてもフラフラした。病院で思春期に多い、自律神経がうまく働かない「起立性調節障害」と診断された。両親には「怠けている」「うそをついている」と厳しく叱られた。「給食費がもったいない」と怒られ、給食だけ食べに行った日もあった。 「誰もわかってくれない」と落ち込んだ。絶望的になり、何度も「もう死にたい」と思った。 ネット上で分身のようなキャラクターを介して他の人とメッセージをやりとりするSNSにはまった。多い時は約100人と起きている間中やりとりした。アニメや芸能人など話題は様々。「義務的に話を合わせる必要がなく、気をつかわなくていい。毒舌や塩(そっけない対応)でも意外に優しい一面があるなど、学校では知り合えない色々な子と出会えた」 SNSでやりとりを交わしてい…