「いぶき2号」搭載、H2A打ち上げ成功 計6機軌道に

 温室効果ガスの観測衛星「いぶき2号」を載せたH2Aロケット40号機が29日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。いぶき2号のほか、アラブ首長国連邦の観測衛星「ハリーファサット」など計6機を予定通りの軌道に投入し、打ち上げは成功した。 いぶき2号は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と環境省、国立環境研究所が共同で開発した。打ち上げから約16分後、高度600キロの軌道に入った。地表で反射された太陽光の波長を調べ、大気中に含まれる二酸化炭素(CO2)やメタンの濃度を測定する。 CO2の測定精度は、2009年に打ち上げられた初代「いぶき」に比べて約8倍に高められている。温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」で、各国が排出する温室効果ガスの量を検証するのに役立つ。 JAXAの山川宏理事長は会見で「世界の温暖化対策に貢献したい」と話した。 ロケットには国内の4大学が開発した小型衛星4機も「相乗り」していて、これらも順次切り離された。(小宮山亮磨)